夢beansスタッフblog

こんな私たちが運営してます

魔女の庵の吊るし柿


夢beansスタッフ おまめ

元高校英語教師
現発達障碍の子供の能力開発をメインとするフリーランス教師
及びメンタルカウンセラー

コテコテの大阪人

『女性が元気なら子供は育ち国はもっと元気になる!』
四半世紀の教師生活の中で辿り着いたこの答えをベースに
2012年ブログ発信を開始。

ブログに集まってきてくれた母たちと共に
2017年アクセサリーショップ運営を開始。

今に至る。

身長173cm
パーソナルカラー:ブルベウィンター
骨格タイプ:ウェーブ
パーソナルスタイル:ドラマチック

*2021年10月22日以前のスタッフブログはこちら

 

 

 

夢beansには『Fresh Fruit Festival!!』という、
季節の旬のものにちなんだ作品たちの
コレクションがあるんです。


 


たとえばこのネックレス
 

 

 

 

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何に見えます?

 

 

実はこれ、干し柿、というか吊るし柿なんですよ。
言われてみれば、あー ハイハイ、でしょ?


もう2年も前になりますが、
Fresh Fruit Festival!!の秋企画に合わせて
kikiが制作したんです。

 


しかし生柿ではなく
吊るし柿ですよ、みなさん。


なぜそこ?
じゃないですか?


でもって柿を吊るしている光景なんて
実際に見たことあります?

 


kikiの書いた
干し柿ネックレスの商品説明文にも、

 


干し柿が秋の風物詩と言っても、

実際に軒先に吊るしてある風景は街中では
なかなかお目にかかれません。

 


と書かれてあるんですよ。


干し柿が秋の風物詩という概念も
わたしにはなかったんですが、  やっぱりもみじじゃない?
なかなかお目にかかれないという点では
意見が一致しています。





目を閉じて思い浮かべる里山の秋には、
農家の長い縁側の軒下に干し柿
お行儀よく並んでぶら下がっているはず。



と、自信満々に語ってるんですよ!


柿に行儀の良し悪しがあるってのも初耳ですが、
そもそも「長い縁側の軒下」、
これをわたしは見たことがない。
アニメではありますけど。 ←のび太くんち

 


ってか里山の秋だなんて
もはや日本昔話の領域ではございません?


そんな光景が目を閉じると見えて来るkikiって
一体どんなところに住んでいるんだ!?!?!?

 

 


え?

田舎暮らしならそんなこともありうるだろう?



それがですね、
kikiは生まれも育ちも大阪で、
しかもわたしが住む寝屋川市より
大阪駅にずっと近いところに住んでいるんです。





じゃあ里山って一体どこなんだ!?

 







ここなんです!

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これは「箕面山」という
標高わずか355メートルの山でして、
ここのどこかに魔女kikiの庵があるらしいのです。


しっかしこれが大阪だなんて
まったくもってアンビリーバボー。


でもってここから大阪駅まで
僅か30分強というのがもっとアンビリーバボー。
空間がねじれてるとしか思えない。


 

💡


 

ハハーン
魔女kikiの仕業か。


空間をもねじれさせる、
さすがは魔女です。


が、ねじれた洗濯物を
洗濯機から出すのに悪戦苦闘する
変な魔女でもあります笑





さてさて、
kikiの言う「里山」はなんとか見つけ出しましたが、
軒下にぶら下がってる干し柿はいずこ?


というより、
この山に魔女以外の一体誰が生息しているんだ!?
いや、できるんだ!?



みなさまの疑問はごもっとも。
わたしも興味津々です。

 



ってことで!



箕面山潜入レポ、
題して「吊るし柿見つけるまでは帰らんぞ!」


はじまりはじまりーーー♪♪♪

 






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平屋建ての駅ってちょっと珍しくありません?
けどもっと珍しいものがあるんです。






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なんと駅構内に足湯場♨があるんですよ。
びっくりでしょ!?

いや~ 箕面
のっけから飛ばしてきますねー😆



 

駅を出るともう山の入り口が見えてきましたね。
土産物屋さんもチラホラ。




 

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ところがこの土産物屋さん、
一般的な土産物屋さんとは
ちょっと雰囲気が違うんです。





 

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そうなんです。
箕面はもみじの天ぷらで有名でして、
実演販売しているお店がわんさかあるんです。
なんだか学園祭ちっくでしょ?


しかしなんで天ぷらなんだ?
と思いません?


これね、なんと遡ること1300年前、
箕面の滝で修行をしていた役行者(えんのぎょうじゃ)が
滝に映える美しいもみじに感動し、
油でもみじの葉を揚げて
修行場を訪れる旅人にふるまったことが
始まりなんですって。


歴史的事実ながら
ツッコミどころ満載というのが
実に大阪らしい🤣
なんで感動したものを油で揚げて食べるんや笑

 



かくして箕面名物となったもみじの天ぷら。

1300年前の様子を忠実に再現すべく、
おばちゃんおっちゃんが役行者に扮して(?)
山道で天ぷらを揚げ、
リアル旅の者のわたしたちにふるまってくれてるんですね。

対価は求められますが笑
ビールもすすめられたりなんかして笑

 

 



さー さらに登ってみましょう。

 

 




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半世紀前からずっとある
箕面温泉スパーガーデン。

日帰り温泉を楽しむ人もたくさんいるのか、
いっきに人が増えましたね。
出店の種類も変わってきましたよ。



柿、ざくろ、おにぎり


おにぎり???



ああ、丹波篠山で採れた松茸の入ったおにぎりですね。
買って帰れば夕飯の心配はないってパターンでしょうか。


丹波篠山つながりで
丹波焼き栗も売っています。

 




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焼き栗の香りってたまりませんね~~😆



 


とその時!

 





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あったーーーーー!!!



あったあった!ありましたよ!
正真正銘の吊るし柿です!

 

いや~ まさかこんなところで見つけるとは♡

どれどれ、ひとつ買ってみましょう。




・・・・・・


・・・・・・




うま~~~~~い!!!




実はわたし、
ドライフルーツは甘すぎるんで若干苦手なんですが、
これは生とドライの中間みたいな感じで
みずみずしくって激ウマ💗

 

きっとこれ、
山道からちょこっと外れたところ
=噂の里山にある民家の
軒先に吊るした干し柿なのでしょうね。
そしてその様子をkikiは見て育ったのでしょう。



・・・いや

 

見て育っただけで
この文言が書けるのでしょうか?

 



そのままではとても食べられない渋柿が、
お日様に当たりながら時間を経ることで、
高級和菓子にも似た食べ物へと姿を変えます。

 



干し柿の前世が渋柿だったって
みなさんご存知でした?


それゆけ!アンパンマン
リンゴと一緒に袋の中に入れておけば
渋が抜けるジャムおじさんが教えてくれてましたが、
軒先に吊るすと渋が抜けるなんていう情報、
経験者でなけりゃ知らないのではないでしょうか!?



そうかそうかそうだったのか。
kikiは毎年秋になると
友人のおサルにおにぎりを分けてあげて、
その代わりに柿を取ってきてもらってたんですよ。
kikiの正体は🦀だった説




そしてその柿を

 




 

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箕面山のどこかにあるkikiの庵の壁一面に、
ずら~~~~~っと
並べて吊るしているんですよ。


それ見ながらあのネックレスは作られたんです。
そりゃリアリティがあるわけですよね。




 



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仕上げはやはり吊るし縄。
小粒のブラックスピネルで作った細い縄で
個性豊かな色石たちを繋げたなら

 

吊るし縄まで再現してるってもう
今にして思えば語るに落ちてますよね!



kikiってね、
山暮らしをなぜか否定するんですよ。

うちは山じゃない!平地や!都会や!
って。

そのくせ郵便物のポスト集荷が
午前午後と日に二回しかないことに言及する際には
全力で田舎アピールするんですよね。


そこから推測するに、
吊るし柿のある風景も
たんなる想像上のものにしておきたかった線が濃いですね。
今華麗に暴いちゃいましたが笑

 




さー ミッションも果たせたことだし、
ふもとで買ったもみじの天ぷらと🍺をお供に
上まで登ってみましょう!

 


あ、そうそう、
もみじの天ぷらのお味ですが、
想像を完璧に覆すシロモノですよ。

ほんのり甘くてカリッカリ。
かりんとうに近い感じ。

そして肝心のもみじの葉っぱは存在感ゼロです笑

 






 

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この小川には
日本の特別天然記念物である
オオサンショウウが住んでいるんです。
魔女kikiのペットという噂もあります。

 

 

 



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猿も住んでいるんです。
魔女kikiの子分という噂もあります笑

 

 



 

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少し傾斜がついてきましたよ。



 

 

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いっぷくできる場所が近いと見え、
おでんやビールの文字が目立ってきましたね。

 

 

 

 

 

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このあたりは紅葉が進んでいます🍂

 

 


どうやらゴール間近ですね。
激しい水の音が聞こえてきましたよ。

 




 

 

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到着しました。
箕面大滝です。


このあたりのもみじはまだ色づいていませんが、
滝を見ながら飲む🍺は最高にうまいっす♡



kikiは人間界のお酒は飲みませんが、
魔女と言えばイモリの黒焼き、
もしかするとソレを漬け込んだ苦いジュースを飲みながら、
滝を愛でているのかもしれません。

実にシュールだ笑

 




ん?

イモリ?

黒焼き?

黒?



💡

 



もしかしてこの部分

 

 

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イモリの黒焼きすすビーズ!?!?!?

 

 

 

商品説明文には
ブラックスピネルと書いてありますが、
魔女の隠語で黒焼きのすすを
ブラックスピネルと呼ぶのかも!

ひゃ~~~ ありえる~~~~
おもしろーい🤣

 



ところでイモリの黒焼きって
どんな効能があるんでした?



え? 
まさかの惚れ薬!?

 

 

はは わたしもういらんかも🤣

 




しっかし、
こんな自然の深いところで暮らしてるんですよ、
kikiってば。


この季節には暖炉の炎の色と
壁一面の吊るし柿の色が見事にシンクロ。

イモリの黒焼きもきっと一緒に吊るしてあるだろうから、
オレンジ色に黒がいいアクセントとなって、
めちゃめちゃ素敵だと思うわぁ・・♡
柿がオレンジ色とはこれいかに


そんなところで生まれた干し柿ネックレス。
今の季節の「素敵」が
これでもかと詰め込まれているのは頷けますよね✨

 

 

 

 

 

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さて、酔っぱらわないうちに下山するとしますか。

 

 

 

 

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どこの山よりゆっくり色づく箕面山

あたたかなブランケットを膝に掛け

コトコトスープを煮込みながら

今日はどんなアクセを作りましょう?

 

 

今どこかからkikiの声が聞えた気がしました。
近くにいるのでしょうね😄

 

 

 

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にしてもkiki、
惚れ薬は一体誰に飲ませるつもり!?

 

猿かカラスかサンショウウオかイノシシか・・