夢beansスタッフblog

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針供養とアラベスク〜ビーズアクセサリーへの想い〜

夢beansスタッフてぃんくる 

 

夢beansのアクセサリー作家です。

研究学園都市であるつくば市在住の専業主婦。

スタッフの中では最小・最高齢で、ただいま高齢の父の介護真っ盛りです。


身長153cm
骨格タイプ:ウェーブ
パーソナルカラー:イエベ・スプリング
パーソナルスタイル:ロマンティック

 

*2021年10月22日以前のスタッフブログはこちら

 

針供養とアラベスク

 

針供養ってなに

 

針供養という行事を知ってますか?

今日、2月8日
『針供養の日』なんですよ。
関西地方では12月8日というところもありますが


針供養』とは

針を使う仕事を休んで、
古くなった針や折れた針をこんにゃくや豆腐、餅などに刺したり
紙に包んで神社に奉納したり、川に流したりして供養する行事のことです。

それまで一所懸命ともに働いてきた針を
楽をして休んでもらいたいという意味で、柔らかい豆腐やこんにゃくなどに刺すんですって。
裁縫の上達を願うだけでなく、
色白の美人になるとか、まめに働けるようになど、由来には諸説あるそうですが

 

 

わたしにとっての針

 

針供養という言葉は知っていましたが、詳しいことは知りませんでした。


でも、アラベスクシリーズやクロシェなど針仕事(?)が増えるにつれ
なんだか親近感というか、
針への感謝の気持ちがふつふつと湧いてきているんですよね。


だってね
アラベスク一作を制作するさいに、
少なくても3本、多い時には5〜6本の針をダメにするんですよ。

ごく細い糸をごく細い針に通し、
ごく小さいビーズや石の穴に何度も通したり
きっちり編み込んで板のように硬くなった糸の中を幾度も往復したり・・

もう、針にとってはとってもきつい仕事なんですよね、アラベスクはw

今までにたくさんの針たちが頑張ってくれました。



わたしは、編み込み用の針25本入りのものを3セットくらい常備しています。


編み込み用の針にもたくさんの種類があって、
太さや長さなどさまざまです。
しなり方もメーカーによって違うんですよね。

いろいろ使ってみて、
今はイングランド製の12番の針を愛用しています。

編み込み用以外の針も色々使うんですよ。
とじ針や糸通し針など、それぞれ用途に合ったいろんな形のものがあります。

 

 


「さー、頑張ろうね!」
と使い始めたとたん、ポキっといったり、

糸を通しているヘッドの部分が割れたり、

「こんなに頑張ってくれて大丈夫?」
と心配になるほど曲がっているのにまだ働き続け、力尽きたように折れたり・・


いろんなパターンがあって、ほんとに可愛い子たちなんですよ♡
いや、使い始めにポッキリいかれた日にゃ、
「ヘタレめー!」と悪態をつきますが・・😅


なのに、今までは折れるとそのまま捨てていたわたし・・

それでは、せっかく過酷な環境で頑張って働いてくれた針たちに申し訳ないと常々思ってはいたんです。


だから
『針供養』のことを知ったのは気持ち的にピッタリでしたね😊


今日から一年間折れた針を集めて取っておいて
来年の2月8日に『針供養』しようかと今考えています。



 

 


針にとってはハードな仕事であるアラベスクたち

特に『三輪シリーズ』は、超超ハードな現場ですw
4個の大中小のメタルフープを糸で編んで包み込んでいるんですが、それが板のように硬い!
その中を何度も往復してビーズを編み付けているんですから・・

 

着画は初期の作品と

 

針やビーズのことに思いを馳せていると
初期の作品がとても愛おしく思えてきます。

 

 

アラベスク-夜会色のビーズネックレス-



今まで
たくさんの針を折り
たくさんのビーズに出会って
わたしの技術や色に対する感覚は向上したと思いますが
やっぱり初期の作品たちへの思いは特別ですね。

 

針に限らず、
身の回りにあるいろいろな物を大切にする気持ちをずっと持ち続けたいと思った一日でした。