夢beansスタッフblog

こんな私たちが運営してます

はじめまして!てぃんくるです💕

夢beansスタッフてぃんくる

 

夢beansのアクセサリー作家です。

研究学園都市であるつくば市在住の専業主婦。

スタッフの中では最小・最高齢、
ただいま高齢の父と闘病中の犬の介護真っ盛りです。


身長153cm
骨格タイプ:ウェーブ
パーソナルカラー:イエベ・スプリング
パーソナルスタイル:ロマンティック

 

*2021年10月22日以前のスタッフブログはこちら

 

 

 

はじめまして。
夢beans作家のてぃんくるです。
すっかり出遅れてしまいました💧

fc2から引っ越してきた時は
まだ木々の葉の色は緑の分量が多かったのに、
今じゃすっかり赤❣😱

モタモタしているうちに初秋から晩秋になってしまいました💦


ようやく制作が一段落したこともあるし、
大好きな季節が終わってしまわないうちに
これから巻き返しを図りますよー!

 



さて、私のプロフィールは上記の通りですが、
もうひとつ、みなさんに知っていただきたいことがあるんです。


それは、日本の季節のあれこれが大好きなこと!

 

春夏秋冬
二十四節気
草 木 花 風

 

過ぎてもまた必ず巡って来るという安心感、
この世知辛い世の中で唯一信じられる存在ではないですか?

それをどなたかと共有させていただくことの喜びといったら!

 

だからブログにもついつい
花や木や季節の諸々を書き過ぎてしまって、
店主のおまめちゃんからは
「歳時記の人」とか「NHKの人」なんて言われてるんですよ😅



でもそれが私。
飛んでイスタンブールの石たちと同じ、素の私。

 

これからもみなさんと季節感を共有したくて
つらつら書いてしまうと思いますが、
どうかご容赦くださいませ。


そしてみなさんのお住まいの地域と
私の住む地域の季節が同じ煌めきを有することで、
みなさんと心が優しく繋がることを願います✨

 

 

 

さて、本日は私の代表作・アラベスクについて
お話ししたいと思います。

 


これまでの夢beansは、
天然石や水牛といった天然素材のものだけを扱うショップでした。


というのも、
スタッフはみんないい大人(というかけっこうな年齢😅)なので、
若い人が付けているようなものを付けると
オバサン度が増してしまうんですよね。


とはいえ、
高級宝石店で売られているようなものを付けるのはチョット違う。

 

頑張り過ぎて見えないもので、
しかも普段のコーデに映えて
尚且つ「それどこの!?」と友達に聞いてもらえるアクセと言えば、
クオリティの高い天然素材以外には考えられません。

 

ところが、一つ問題が出てきたんです。

 

 

年々貧相になってくるデコルテ周り。
華やかなアクセサリーで盛りたいけれど、
天然石でそれをやっちゃうと重くて肩・首が凝るから辛い

 

 

そこで候補に挙がったのが軽いガラスビーズでした。

 

ビーズという素材は子供の頃から馴染みがあり、
乙女心をくすぐりますが、
私たち世代が付けるとチープに見える可能性が大。
これをどう解決するか?



ここが最大の難関で、
試行錯誤に費やした時間は実に2年!

 

しかし、その甲斐あって、
ガラスビーズというものをどう工夫すれば
大人の肌に乗せても大丈夫なものになるのかを、
じっくりと学ぶことができました。

 

 

 

 

 

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これが初代アラベスクたちです。

 

大人のデコルテ対策のためのアクセサリーということで、
まずポイントとしたのは全体のシェイプです。


大袈裟過ぎず、素っ気なさ過ぎずの絶妙な大きさ、
そして私たち世代が好むボートネックとVネックのトップスに合う形を
スタッフみんなで考えました。



大小の円形パーツ画像を印刷して切り取り、
実際に並べて形を決めていったんですよ。
アナログでしょ?笑


でもこれで企画が一気に進んだんです。
やはりバーチャルよりリアルのほうがイメージしやすいんですよね。
年のせいでしょうか😅

 


次のポイントは、脇役の糸です。
いろんな素材、太さ、色の糸で実際に編んでみて、
繊細な雰囲気が最も出るものを選びました。

 


しかし、なんといっても最大のポイントはビーズの色合わせでした。

 

ガラスビーズは天然石のように
一粒一粒ニュアンスが違うということはなく、
色合わせ次第では一気におもちゃ感が出てしまうんです。


この問題を解決するために、
一番時間と労力を費やしました。


色鉛筆で画用紙に色を乗せていったり、
実際にビーズを並べてみたり。


けれど「うん、これでよし!」と思っても、
実際に編んでみるとビーズ同士で色が反射し合って
台無しになる場合もあるんです。


ビーズ編みは経験値がモノを言うとよく言われますが、
それを痛感しましたね。


この色の隣にこれを持ってきたらどうなるか?
をわたしの経験則ではイメージできなかったのです。


編んではほどき、
ほどいては編むを繰り返している時は、
正直何度もくじけそうになりました。



時々おまめちゃんに愚痴をこぼすと、
「ならわたしがほどくから大丈夫!失敗したものどんどん送って!」


そんな言葉をかけてもらい、
気持ちが軽くなってまた編み始め、
また辛くなるを繰り返していました。


今だから冷静に振り返れますが、
当時はホントに辛くって、
自分には才能がないのかもしれないなぁ、、なんて。




そんなある日、
作業の手を止めてふと窓の外を見ると、
レースのカーテン越しに光がチラチラ揺れているんです。

テーブルや、花瓶に生けた季節の花に、
光がキラキラ踊ってるんです。


レースの隙間からこぼれる光を花びらがキャッチして、
いろんな色の光をキラキラ躍らせてるんですよ。

 


光に色があるということ


子供の頃にはちゃんと知ってて
宝物を見つけた気分さえ抱いていたのに、
大人になってすっかり忘れてしまっていました。

 

そういえば今格闘しているビーズも、子供の頃の宝物。
この共通点は使えるかも!?


そうだ

 

あの頃に発見した小さな自然の素敵な法則を
思い出しながら編んでみよう!

 


私の中の焦りや苛立ちはすっかりおさまり、
もう難しいことは一切考えず、
季節と自然が織りなす光の色を素直に追いかけるように
ただひたすらビーズを編んでいくことにしたんです。

 

 

 

 

 

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隣り合う色の変化は自然が教えてくれるので、
私はそれをビーズで描いていくだけです。


今はね。

 


もっともっと経験を積んで、
自分で考えた通りに描けるようになることが目下の夢なんです。


今回はこの色とこの色をぶつけてこんな色を作り出してみよう!
みたいになれたら、もう最高!

 

そのためには歳時記を綴ることも
大切なトレーニングとなる気がするのですが、
みなさん、いかがでしょうか笑

 

 


さて、このように
色の組み合わせを最大のポイントとして誕生した
大人のためのビーズネックレス『アラベスク』。


全作コレクションする勢いでお買い求めくださるお客様や
オリジナルオーダーをしてくださるお客様もたくさんいまして、
開発から二年の間にどんどん進化を遂げています。


私自身もビーズの扱いにスこ~しばかり慣れて来て、
最初の頃と比べたらどんどん進化を遂げています。

 

もちろんまだまだですが、
進化の伸びしろだってまだまだ✨

 

 

 


お客様のアイディアにより誕生した
2番目のシリーズのお話は次回させていただくとして、
本日は私てぃんくるのことと
アラベスク誕生秘話についてお話させていただきました。

 


今年の秋は、進んだかと思うとまた戻るの繰り返しで、
なんだかビーズ編みを彷彿とさせます。


針を進めてまた戻すを繰り返しながら完成するビーズ編み。
季節も同じで、進んでは戻るを繰り返しながら
それぞれの盛りになっていくのでしょうね。


立ち止まることなくコマを進めていく四季に倣って、
私もどんどん進化していきたいです✨

 



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