夢beansスタッフblog

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父の入所とEvaリング『タンバリン』への思い

夢beansスタッフてぃんくる 

 

夢beansのアクセサリー作家です。

研究学園都市であるつくば市在住の専業主婦。

スタッフの中では最小・最高齢で、ただいま高齢の父の介護真っ盛りです。


身長153cm
骨格タイプ:ウェーブ
パーソナルカラー:イエベ・スプリング
パーソナルスタイル:ロマンティック

 

*2021年10月22日以前のスタッフブログはこちら

 

父が入所しました

入所するまで

 

95歳になる認知症の父が、土曜日に特別養護老人ホームに入所しました。

入所は一週間前に決まったんですが、準備に追われバタバタしながらあっという間に過ぎてしまいました。

前日の金曜日には、健康診断を受けるために
先日コロナの検査を受けた隣の市にある病院へ。

その日はデイサービスをお休みしていたので、帰り道に父がリタイアするまで勤めていた研究所までドライブすることにしたんです。
そこは、春になると桜が道路の両側に全長1.7キロほど続くことで有名な名所でもあります。

 

 

桜並木にしたのは父たちの発案だったとか。
そんなことをいつも楽しそうに話していましたっけ。

今は
懐かしいのか、それとももうなんの感慨も無いのか
父は静かに窓の外を眺めていました。


今回の入所は本人には告げていなかったんです。
「ちょっと長めのお泊まりに行くからね」とだけ言っておきました。

というのも
ショートステイ(施設に短期間宿泊して介護サービスを受けられる)を初めて利用した際に
父が抵抗したため、スタッフの方たちに迷惑をかけてしまったんですよね。

「そんな話は聞いていない!」
「電話する」

などと言い張って興奮したそうです。

なので、今回は納得できる理由をつけて「長めのショートステイ」と伝えていました。
もちろんすぐに忘れるので何度も繰り返して。
その度に納得はするんですが・・w

 

入所の日

 

3時間余りの面談と説明、入所のための書類手続きを終えて
父の部屋に荷物の整理に行くと、父がひとり昼食を食べていました。
入所の際行われるコロナ検査の結果がまだ出ていないために、居室に隔離されていたんです。

仕方ないので、父の前で荷物を整理して話をしました。

「どうしたんだ? なぜここに?」
「今回のお泊まりはちょっと長くなるから着替えを用意しにきたのよ」
「そうか、洗面道具は?」
「大丈夫。全部用意しといたからね」

そう言って帰ろうとすると

「わたしは大丈夫だからね。中学の頃から一人暮らしには慣れとるから。
みんなは身体に気をつけるんだよ」

と言ったんです。
そんなこと今まで一度も言ったことないのに。
もう、涙腺崩壊です🥲
施設の外に出るまで我慢しましたが。

状況を理解したのかと思うと可哀想で気持ちが揺れてしまいました。
でもね、父はすぐに忘れてしまうんですよね。
今言ったことなんてすぐに忘却の彼方へ行ってしまいます。


帰宅すると
ものすごい脱力感を伴った疲れがどっときました。


父のバスルームに入ると、トイレに座っている父の姿が浮かび
台所に立つと、ゆっくり食べている父の姿が目の前に・・

朝はトイレに1時間こもるし
デイケアに出かける前には何度もトイレに行くし
食事にも1時間かけるし
着替えさせてもまた勝手に着替えてしまってすごいことになっちゃてるし
朝の身支度は大変だったのに、それすらもなんだか懐かしく感じてしまいます。
そこかしこに父の残像が見えてしまって、もうまいりました。

あんなに大変でストレス満載でイライラしていたのにね。


父のいない静かな生活が始まりました。

まずは、ゆったりと朝のティータイムを楽しみましょうか。

気分を上げるEva

 

じつは
介護生活で心が荒み、気持ちもダウンしていたので
気分を上げるために夢beansでお買い物をしたんです。

だって、今【期間限定】Gardex協賛セール×Eva祭り by 夢beansが開催されていますからね♡

欲しかったもの数点を購入。

そのひとつが

tambourine[タンバリン]-リング-

 



これね、真ん中にある金と濃い銀の輪っかが回るんです。
指に付けてると、シャラシャラと小さな音色が聞こえてきます。

ただ、サイズがとっても大きくてそのままでは付けられなかったんですが、
諦めきれず・・

親指なら大丈夫かも!・・と


グー、チョキ、パー


どうです?
クールだと思いませんか♡


親指につけることを思い付いた時、
実はラインでおまめちゃんと会話しながら試着していたんです。


「タンバリン、大きいんだよねー。親指でも楽に入るくらいだわ」

「あー そうだろうねぇ・・」

「けどこれ昨年からずっと欲しかったものだからなぁ・・そうだ、親指用にしたらいいんだわ! 親指用よ! お洒落だと思わない!?」

「あー、そういえばバンコクの若い作家さんたちは男女ともに親指に必ずリングをつけてたわ!」

「えー!ほんと!? なんだか嬉しいな♡ じゃあ決まりだ!親指用にするわ!」

「うんうん、お洒落最先端だー!」


という流れで背中を押されたわけなんですが、
後から聞いた話では、おまめちゃん、
『これはきっとお父さんへの思いなんだろうな』と思ったんですって。


それを聞いてびっくり。
確かにそうかもしれません。
親指=親
離れていく父の存在を寂しいと思う気持ち、それを「リングを親指につける」という行為に託したのでしょう。


そう思ってこのタンバリンをつけると
輪っかの音が明るく朗らかな父の笑い声と重なる気がします。

父の入所と入れ替わりにやってきたこのタンバリン。
わたしの一生の宝物です💕


ただ、このリングはsold outです。
なぜなら、てぃんくるが買ったからw

でも、きっとまたおまめちゃんが仕入れてくれます😆


このセールは、10月9日まで開催中です。

気に入ったもの、気になったものがあればこの機会にぜひどうぞ♡
迷ったり悩んだりすることがあれば、なんでもお尋ねくださいね!